エスプレッソ用ショットグラス ハリオ SGS-80

SHOT GLASS FOR ESPRESSO HARIO SGS-80





<Photo :とんかつサンド>



【地味な存在だけど、結構重要なアイテムであるショットグラス】

エスプレッソの抽出状態をチェックする上で、エスプレッソ用のショットグラスは必要不可欠なアイテムだ。

エスプレッソ用のショットグラスとは、1オンス(約29.6cc)から2オンス(約59.2cc)程度の液体を計量する事が出来る小型グラスの事。
透明なガラス(モノによってはプラスチック製)側面には1ozあるいは2ozを示す目盛りが引かれており、エスプレッソの抽出量だけで
はなく、クレマの厚みやエスプレッソとクレマを含めた各層の色の変化なども確認することができる。

日本国内で販売されているエスプレッソ用ショットグラスは海外製のものが多く、製品によって品質的な優劣の差が激しいので購入
の際には注意が必要。
酷いものになると、洗浄によって目盛りが簡単に消えてしまったり、目盛りの位置が実際の分量とずれているなんて事もある(苦笑)

そんな中、最近の僕がとっても気に入っているのが国産メーカーであるハリオ(HARIO)のショットグラスだ。
そのポイントは、何と言っても日本製ならではの優れた品質にある。
まず、1ozと2ozを示す目盛りがかなり正確であり、我が家にある1cc単位で計量することができるOXO(オクソー)のメジャーカップと
比べてもぴったりと水量が合致する。
それもその筈で、このハリオというメーカーは今から90年以上も前にフラスコやビーカーといった理化学用ガラス器具メーカーとしてス
タートし、その後では理化学用器具だけではなく、サイフォン式コーヒーメーカーやドリッパーなどをはじめとする各種コーヒー器具や、
各種調理用器具類のメーカーとしても世界的に有名な会社なのだ。

このショットグラスの肉厚は5mmくらいあり、手に取った瞬間に質の良さが伝わってくる。
また、ショットグラスから直接飲む際の口当たりを考えての事だろうか?縁の端部処理もイリーのカップと同様、まるで瓶コーラの飲み
口のような丸み処理が施されている。

ちなみに目盛りは下から20ml、1oz、40mi、(数値表示は無いが)50ml、1oz = 60mlとなっており、縁いっぱいに入れた場合の満水容
量は80mlとなっている。
グラス本体の寸法は全高:70mm、口径:60mm。

これだけ高品質なショットグラスでありながら、販売価格は1個500円程度で発売されているのだからうれしい限り(笑)
僕の場合、コーヒー関係の小物に関しては基本的に海外通販によって購入しているのだが、ショットグラスに関しては、さすがにこの
製品をコストパフォーマンス面において凌ぐものが海外製品では見つける事ができず、こいつに決めたという訳だ。
購入前にはメーカーのうたい文句に釣られての購入であったのだが、実際に使ってみて想像以上の質の良さに満足(笑)

ということで、これからショットグラスの購入を考えている方がいるのであれば、このHARIOのショットグラスは是非ともお勧めしたい逸
品だ。
(記:2014年5月2日)


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