新型フィットの純正ナビの各種制限を出費0円で解除する方法







(下記の作業を行う場合はあくまでも自己責任でお願い致します。また万が一、下記の作業によって何らかの事故や損害が引き起こ
されたとしても当方は一切関知致しません。)

ホンダFit(DBA-GE系)メーカーオプションの「Honda HDD インターナビ」にはワンセグチューナーが標準で内蔵されていますが、走行中
は勿論、停車中であってもサイドブレーキが引かれた状態でなければTV画面(DVD画像含む)は表示されません。もともと運転者は走
行中にTV画面を観る事はできませんが、助手席や後部席に座った方までもが画像を観れなくなってしまうのは不便ですね。
また、mp3ファイルを再生中の場合でも、走行中は曲名ファイルが表示されず、車体が完全に停車した状態でなければ表示されない
仕組みになっています。

これらの制限を解除するためには2〜3万円ほどする部品を取り付ける方法が一般的ですが、実は一切の追加部品無しで全ての制限
を解除することができます。

これから、その解除方法について説明致します。


まず、助手席側グローブボックス下面のカバーを下方向に引っ張って外します。このカバーはピン止めされているだけでネジ止めはされて
いないので、そのまま外す事ができます。



グローブボックスのヒンジ部を固定しているネジ2本を外し、グローブボックスを外します。



グローブボックスを外した状態でナビゲーションの方を見ると、ナビ本体の下面に十字穴付き六角ネジが1本見えます。
この一本のネジがナビゲーションユニットを車体側と固定している唯一のネジですので、これさえ外す事ができればナビユニットをフロント
パネルごと外す事が可能となります。

この位置からですとラチェットかスパナを使わなければ外せませんが、ネジの真下の四角いロアカバーを外せば普通のプラスドライバー
でも外せます。(この場合はグローブボックスの取り外し作業そのものが不要です。僕は2つ目の作業法を後になって知りました。)
この1本のネジさえ外せれば、ナビユニットの取り外し準備はOKです。







ナビユニットは正面エアコン吹き出し口のパネルと一体になっており、取り外しに若干のコツが要ります。
先ずは助手席上面側のグローブボックスを開けましょう。この方が作業がしやすいです。
エアコン吹き出し口上部のパネルとダッシュボードとの段差に指を掛け、半ば強引にパネルを手前に引きます。
すると「ビキッ!」という音と共に吹き出し口上部2箇所のピンが外れます。そこから更に手前に引くとナビユニットとエアコン吹き出し部
が一体となったパネルが外れます。



ナビ本体の裏面を覗くと、運転席側に3つのカプラーが並んでいるのが見えるので、その中の真ん中の灰色の5Pカプラーを外します。



カプラーを後ろから見て「ピンク」、「オレンジ」、「オレンジ」、「緑」、「黒」の順に配線されていると思います。そこでピンクの隣のオレンジ線
?をカプラーから5〜6センチくらいのところで切断し、カプラー側のオレンジ線と黒線?とを何らかの方法で接続します。
(黒線は切断しません。)↓の図を参照のこと。


車体側から伸びている切断されたオレンジ線はそのままでも構いませんが、気になる方は絶縁テープでも巻いておきましょう。
そしてパネル類を取り外した逆の手順で元に戻せば全ての作業は完了です。これで走行中でも完全に停車しているのと同じ状態で
全ての表示が可能となります。(但し、地図ソフトの操作は解除前同様に一部制限が効いたままになっています。)

(追加情報)
上記の方法の場合、車速パルスが拾えなくなるのでトンネル等の衛星信号が受信できない場所ではナビが迷うのでは?という
質問を頂いた。ところが、僕が使用している限りはトンネルだろうが立体駐車場だろうが全く不都合無く使用できています。
ナビの精度もバッチリで全く問題はありません。
まあ、いずれにしても自己責任でお願いします。

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