FMトランスミッター BUFFALO BSFM11

FMトランスミッター バッファローコクヨサプライ BSFM11シリーズ






(撮影:とんかつサンド)



【クルマの中でもiPodを使いたい】
 先日購入したiPod nano(5世代モデル)をクルマの中で使うために早速FMトランスミッターを入手した。
たまたま知人が使っていて評判も良かった事から、何の迷いも無くバッファローコクヨサプライのBSFM11シリーズを
購入した。
ちなみにパソコン周辺機器メーカーであるバッファローと社名ロゴは全く同じだが、厳密に言うとバッファローコクヨサ
プライとは別会社である。

さて、このFMトランスミッター、使い方は至って簡単。クルマのシガーライターソケットへシガープラグを挿しこみ、ミニプ
ラグをiPodのヘッドフォンジャックに繋いでラジオの周波数とトランスミッターの送信周波数を合わせるだけである。

ちなみにこのモデルでは87.7/88.3/88.9/89.5MHzの4種類の送信周波数を選択することができるのだが、このうち
のどの周波数を選択すれば良いのかについてはちょっとしたコツがある。
まず、トランスミッターも何も繋いでいない状態でカーラジオのチューナーを上記の4種類の周波数に合せてみる。
そこでそれぞれの周波数ごとの出力音に耳を澄まし、聴こえるはずのない声や音楽が聴こえるようであればその周
波数は混信しているということになる。
つまり「サーーーーッ!」とか、無音であればそこがベストな周波数だ。ちなみに上級グレードのオートスキャン機能
が付いたものは、これらの作業をしなくとも自動的に最も混信の少ない周波数に合わせてくれる。



【肝心の音は??】
ところで実際のところ、トランスミッターとしての性能はどうなのだろうか?
僕が昔持っていた電池式のトランスミッターはアナログ式のチューニングボリュームがついたもので、ノイズが酷くとて
も音楽が聴けるようなシロモノでは無かったのだが、このモデルに関してはメーカーの説明によると下記のように書い
てある。

・ノイズ72%カットの“超”低ノイズ設計
・超低ノイズのトランスミッター用LSI(Thine Electronics社製 THG4649)を搭載
・クリアな音質を徹底的に追求し、S/N比約70dBを実現しました
・一般的なトランスミッターのノイズレベルである約4.3mVを約1.2mVまで軽減しました

以上のように書いてあり、知人のお勧めもあったことからこれは期待できるか?
で、実際に試してみた結果、使用するクルマのアンテナの設置状態に大きく左右されることが判った。
例えばホンダFitの場合はボディ上面のリア側にアンテナが付いている。この状態、つまり新型Fitの場合は全く違和感
無くキレイな音を聴くことができた。
昔のトランスミッターのイメージが強かった僕としては思わず「おお〜!」と声に出してしまったほど。
勿論、CDを直に聴いている音と比較すれば若干のダイナミックレンジの狭さは感じるが、ドライビングBGMとして聴くの
なら十分だろうとは思う。

ところが、僕の通勤車であるトヨタMR2の場合はアンテナがリアトランクの横に付いているのだが、更にミッドシップ車
であるがゆえにアンテナと運転席の間にエンジンルームがある。これが悪さをしているのかどうかは不明だが、Fitの時
ほど鮮明な音質で聴く事ができなかった。
まあ、これは特殊な例であろうから、普通の方にとっては満足のいく結果が得られるとは思う。
実売価格も2000円台前半程度であるから、とりあえずiPodに収めた曲をクルマの中で流したいという方にはお勧めだ。

ちなみに走行中にipodから曲やアルバムを探し出す事は殆ど不可能であり大変危険なので、必ずクルマが停車している
状態で操作していただきたい。
(記:2009年10月24日)


オーディオ&ビジュアル関係のトップへ

サイトトップへ