ステレオプリメインアンプ


マランツ PM6001



「撮影:とんかつサンド」


今回、ピュアオーディオ鑑賞用にマランツのPM6001を購入しました。このクラスとしては圧倒的に(?)デノン
のPMA−390AEの方が人気が高いのですが、店頭で聴き比べた結果、僕としてはPM6001の方が好みでした。
他では、回路的にPM6001の方がより高音質化に徹している点(ラウドネススイッチの有無等)や、使用されてい
るパーツがPM6001の方が良いものを使っているという事もあり、最終的にはこちらに決めました。

肝心の音質に関する感想については、当たり前の事ですが接続するスピーカーによって大きく印象が異なります。
初めは我が家にもともと有ったホームシアター用のONKYO製D-307Fという110mmウーハーを搭載したトー
ルボーイ型のスピーカーに接続したのですが、この組み合わせでは低域が全く出ませんでした。(この辺の詳細はKE
F iQ3のページを参照の事)ところが160mmウーハーを搭載しているKEF社のiQ3というスピーカーに変
更したところ、これが同じアンプの音なのかと思わせるほど音に厚みが増し、低域も十分に出るようになりました。今
まではトーンキャンセルスイッチ(ソースダイレクト)をONにすると音が薄っぺらになる印象でしたが、iQ3の場
合は十分な厚みがあります。
特にウッドベースの「ボン!ボン!」といった低音の再現が素晴らしく、全域に渡って申し分の無い音質といった印象。

その他ではリモコンが付属しますが、操作内容的にはボリュームの上下程度です。また、高品位なドイツWBT社製のスピ
ーカーターミナルを使用していたり、着脱式の電源ケーブルを使用している点など、細かい部分に他社の同クラスアン
プよりも音質に対する拘りが感じ取れます。

オーディオの世界というものは、それこそ天井知らずで上を見たらきりのない世界です。しかし、アンプとスピーカーを合
わせて8万円程度でこれだけの音質を得られるのであれば、とりあえずは十分満足できるのではないでしょうか?

(記:2007年11月27日)


↑ドイツWBT社製のスピーカーターミナルを使用

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