ギブソン・ヒストリックコレクション・レスポール1959フィガードトップ(99年製)








93年から発売が開始されたヒストリックレスポールが99年に大幅なフルモデルチェンジを施し、それまでの多くの不満点
を解消し、よりリアルになったモデル。それまでのモデルと異なる点として、まずは塗装の薄さが大きく目立つ。
それまでの決して薄いとは言いがたい塗装から、マホガニーのザラザラした凹凸が表面に現われるほど薄い塗装になり、
バーストの色合いもリアルになった。その他ネックジョイント位置やピックアップ取り付け位置等、全身の殆どにおいて
リファインされている。ピックアップも呼び名こそ「57クラシック」と、それまでのものと変わらないが、実際には若干の
仕様変更があり、歯切れが良くなっているようである。杢目やサンバーストの雰囲気など、とてもバランスが良く、中古
市場でも人気が高いのだが、その割りに生産数がとても多く、中古相場も30万円くらいからあるので、とてもお買い得
なモデルである。
(記:2003年10月)

(追加情報)
2007年8月26日現在、99年製のヒストリックレスポール59モデルの中古相場が上がってきているようです。
その中古販売価格は39万円〜45万円(非エイジドモデル)にまで上昇しており、店頭在庫もほとんど見かけられなくなりました。
各ショップの99年製に対する評価ポイントとは「歴代のリイシューの中で最も塗膜が薄く、サンバーストの雰囲気が良い」という
事のようです。5年ほど前では過剰在庫ともいえるぐらいあちこちで見掛けた99年製59レスポールですが、今ではすっかり
レアアイテムになってしまった感があります。
(追記:2007年8月26日)






ナットとトラスロッドカバーの間に隙間が有りますが、これはオリジナルの59年製
にも見られる特徴で、ヒスコレ59モデルの中でも99〜00年製に見られる特徴です。
(2003年〜再び離れています)

各部詳細はヒスコレモデルとレギュラーモデルの比較を参照して下さい。

また、99年製1959モデルは「40thアニバーサリーモデル」でもあり、同封のワランティカード
をギブソンに返送する事により、もれなくレプリカブラウンケースやストラップ、タグ類が送られるというもので
とても特した気分になれます。

変更点はコンデンサーを「スプラグ・ブラックビューティー」に、テールピースをエンジェル製アルミに、
セレクタープレートをフェルナンデス製に、ジャックプレートをバッカス製に、コントロールノブをゴールド彫り文字に
ナットをデルリンに交換してあります。
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