オーディオテクニカ イヤフィットヘッドホン ATH-EQ700

audio-technica ATH-EQ700






(撮影:とんかつサンド/しまじろう)



(注:下記のレビューはあくまでも私が個人的に感じたものであり、その感じ方には個人差があることをご理解願います。)


【処分価格でお安かったので買ってみた】
カナル型に馴染めない僕はとりあえずビクターの耳かけ式イヤホンのHP-AL202を購入し、特にこれといった不満も無く使用してい
たのだが、たまたま足を運んだ店に何故かオーディオテクニカのイヤフィットヘッドホン ATH-EQ700(メーカー希望価格¥3,150税
込み)が1,480円で売られていたので買ってみた。

これはAL202がプラグコードのみが巻き取り式になっているのに対し、EQ700では左右の本体を結ぶコードも巻き取ることができ、全
てのコードを収納させることで、ほぼ本体だけのような状態にすることができる。
しかし、このEQ700においてもプラグコードの巻き取りは本体だけで行うことはできず、プラグを収納穴に挿し込んだ状態で更に本体
の巻き取りボタンを押す必要がある。(本体を繋ぐコードはボタンだけで巻き取り可能)
また、コードがとても細く、ちょっとどこかに引っ掛けたりしただけで簡単に切れそうでとても怖い。

イヤーフックはプラスチックのみでAL202のようにゴムが付いていない為、人によっては痛いと感じる事もあるかもしれないが、僕の
場合は特に長時間の着用でも痛みは感じなかった。
また、AL202に比べて本体も薄く軽い為、歩きながらでも耳に違和感を感じることは無かった。

音質に関しては、正にオーディオテクニカ製品らしいチューニングとも言えるもので、高音域から低音域にかけてヌケの良いラウド感
あふれる音質。俗に言うドンシャリともいえるのだが、かといって決して中音域が薄っぺらなわけではない。
低域もこれだけ出れば決して不満は無い。
特にアコースティック系楽器の再現性が凄まじく、ウッドベースやピアノの生々しい表現力には鳥肌が立ってしまったほど。

ただし、AL202と同様に音源によっては高音域が目立ちすぎる場面もあり、特にCDの音源そのものが最初からドンシャリなチューニ
ングにされていることが多いJポップなどの場合は曲を選ぶ傾向がある。
がしかし、僕がよく聴くジャズアルバム(ビル・エヴァンスやアート・ファーマー、レッド・ガーランドなどなど・・)の音源に関しては思わず
顔がにやけてしまう程の表現力を持っている。

薄くて軽い本体からは想像できないこの音質は、明らかにビクターのAL202をひとまわりもふたまわりも上回っている。
(記:2009年11月10日)

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