ホンダ N-WGN(カスタム)専用プレミアム・フロアマット「プロフォンド」 by ホットフィールド

Premium Floor Mat Profound by HOTFIELD




<写真/ 文:とんかつサンド>



【純正オプションのフロアマットがあまりにもチープだったので、、、】
 僕は、2016年10月初旬にクルマをホンダの N-WGN カスタムに乗り換えたのだが、フロアマットについてはいつも通りにメーカーの純正品をセットしていた。
いつもなら、この純正品でも特に不満は無かったのだが、今回のN-WGN カスタム用の純正マットがあまりにもチープで感触も悪いため、納車後早々にフロアマットの買い換えを決意した。

そこで、今度は純正品ではなく、フロアマットを専門に取り扱っているメーカーの製品から購入を検討する事にした。

世の中には自動車用のフロアマットを専門に扱っている会社が数多く存在しており、その各社の製品について、約2週間ほど徹底的に調べ上げた。
その中から、和歌山県にある「ホットフィールド」というメーカーの製品がとても好印象であったので、こちらの製品の中から購入を検討する事にした。
ホットフィールドが取り扱うマットにもいくつかのシリーズ(グレード)があるが、その中でも最上級グレードとなるプロフォンド(Profound)に決定。

このプロフォンドの特徴は、カーペットの毛足先端がカットされている、いわゆる「カットパイル」と呼ばれているもので、耐久性ではループタイプより劣るものの、柔らかく微妙な色の変化や深みを醸し出す。
また、カットパイルの中でも「サキソニー」という、糸の撚りが戻らないように加工し、弾力性とボリューム感に優れるカットタイプのカーペットが採用されている。

そして、さらにはカーペットメーカーとの共同開発により、最上級グレードのレベルカットを表現するために、糸の太さ、毛足の高さ、密度を徹底的にこだわったとの事。
ちなみにカラーはブラック、グレー、ベージュの3色があり、その中から僕はグレーをチョイスした。

また、ホットフィールドでは、注文を受けてから自社工房にて一貫生産しているが、リードタイムは入金確認後、2〜5営業日以内に出荷されるとのこと。
実際、僕のマットも支払確認後から5日後に発送された。(価格:送料&税込13,770円)


【まるで高級カーペットのような仕上がりに感動】
実際のマットを手にしてみると、足の下に敷いてしまうのが勿体ない程の心地良い手触りで、その重厚かつ高品位な仕上がりは純正オプションとは雲泥の差。



↑上がホットフィールド製プロフォンドで、下が純正品。
  比べるのが可愛そうなくらいの格差がある。



↑マット表面にスケールを挿し込んでみると、11ミリほど潜り込んでいる事が分かる。


ということで、早速僕のN-WGN カスタムに、ホットフィールド製プロフォンド・マットを設置してみる。


まず前準備として、運転席に設置されている純正マット用の固定具がホットフィールド製のマットには使えないため、マットに同梱されていた固定具に取り換える必要がある。
とはいっても、純正の固定具はフロアカーペットに開けられた穴の中にプラスチック製のクリップにて固定されているだけなので、
クリップの先端部にマイナスドライバー等を挿し込み、軽く捻るだけで簡単に取り外す事ができる。
後は、予めホットフィールド製のマットに固定具を挿し込んでおいたまま、マットをフロアに所定の位置に敷いて、固定具裏面のマジックテープをフロアカーペットに押し付ければOKだ。



↑プロフォンドに付属されている専用の固定具。
 裏面がマジックテープになっており、車体側のカーペットにそのまま貼り付く仕組みになっている。



↑純正の固定具を外したところ。
 固定具はワニ口型のクリップになっており、先端にマイナスドライバー等を挿し込み、こじる事で簡単に外れる。



↑プロフォンド専用の固定具を設置したところ。
 実際には、ホットフィールド製のマットに固定具を挿し込んだまま、マットをフロアに敷くことで、固定具の位置決め&貼り付けを行う。






僕のN-WGN カスタムの車内にセットし終えたマットの状態を確認すると、マット外周枠の収まりについては、さすがに専用品だけあってジャストフィット。
さっそく車内に乗り込んでみると、まるで軽自動車から高級車の室内に変わったかのような重厚な感触が足元から伝わってくる。

靴を履いたままでも十分に重厚な感触を得られるが、靴を脱いで裸足になると、更に高品位なカーペットであることが正しく肌で感じる事ができる。
プロフォンド・マットの上にそっと足を置くだけで、単なる車内の空間が、この上ない至福の空間へと変貌する。
これぞプレミアム中のプレミアムといえる逸品だ。
運転中も足元の収まり感に優れるため、疲労度軽減にも効果があるのではないだろうか?



↑ホットフィールド製 プロフォンド・マットを設置したところ。
 こちらは運転席側から見た様子。



↑助手席側から見た様子。



↑こちらは後部座席の様子。


【とても高品位な製品だが、唯一残念と感じる点も、、、】
ここまでは、ホットフィールド製 プロフォンド・マットの優れている点について記述したが、これだけ高品位なホットフィールド製のマットにおいても、唯一残念だと感じた点がある。
それは、運転席側のマット生地を靴のヒール端部から保護するために縫い合わされた、ヒールパッドの貼り付け位置が右側に寄り過ぎている事。

ホットフィールド製のヒールパッドは、ブレーキペダルの中心ライン付近にパッドの左端部が位置しており、そこからマットの右端ギリギリまでの範囲に貼り付けられている。
通常の運転時にはこれでも問題は無いのだが、下り坂の渋滞時などの場合、ブレーキペダルの正面中心に足右を置き、そこから踵(かかと)を軸にしてブレーキだけをオン・オフして前車との距離を調節する事がある。
このような場合、ちょっと気を抜くと、靴のヒール端部がヒールパッドから左側に外れてしまうのだ。


↑画像では分かりにくいかもしれないが、ヒールパッドがブレーキペダルの中心付近から右側に向かって貼り付けられている。


安っぽい純正品ならまだしも、プロフォンドのような高品位なマット生地を痛めまいと意識的に踵(かかと)を右側に向けることになり、これがちょっとしたストレスになってしまう。
これが、ブレーキペダルの中心ラインからではなく、あと30mmほど左へ寄せた、ペダルの左端ラインから右に向かって貼り付けられていれば、ちょうど良い位置になる。

実際、ホンダ純正品のマットでは、ヒールパッドがブレーキペダルの左端ラインあたりから右側に貼り付けられており、特に気を使わずとも踵(かかと)がパッドから外れる事は無い。
これは明らかにホットフィールドの実車による検証不足が原因と思われ、それ以外の部分では全く文句のつけようが無いとても高品位で最高な製品だけに、とても残念だと感じた。
(記:2016年10月29日)


【2016年11月12日 追加情報】
なんと、僕の商品レビューを見たホットフィールドの担当者様より後日連絡があり、私の希望する位置にヒールパッドを貼り付けたマットを再製作して頂き、送って頂いた(驚!)
ユーザーの意見に対して真摯に耳を傾け、丁寧に対応する姿勢には本当に頭が下がる思いであった。
ホットフィールド社は、本当に素晴らしいメーカーであると確信した。


↑僕のレビューを見たホットフィールドの担当者より連絡があり、新たにヒールパッドを貼り直したマットを再製作し、送付して頂いた。


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