電動歯ブラシ ブラウン オーラルB デンタプライド 4000

Braun Oral-B DENTA-PRIDE DELUX 4000






<Photo :とんかつサンド>



【数年ぶりにオーラルBを再度購入してみた】
今回、ブラウンのオーラルBを購入し、4ヶ月ほど使用してみたので簡単に(?)レビューしてみたい。

僕は今から約10年ほど前にもオーラルBを購入し、3〜4年間ほど毎日使用していた。
当時のモデルは丸いベーシックブラシが回転方向に高速ターンするだけのもので、現行モデルで言えば3,000円程度で販売されている低価格帯モデル
と同等のものであった。
それでもその磨き上げっぷりは素晴らしく、オーラルBをしばらく使い続けた後に普通の歯ブラシを使用すると、普通の歯ブラシでは物足りなく感じられて
しまうほどであった。
しかし、やがて内蔵バッテリーが劣化し、パワーも落ちてきたことからいつの日かまた普通の歯ブラシに戻り、最近まで普通の歯ブラシで過ごしてきた。
(途中、フィリップのソニッケアーも使用したが。)
あれから10年以上が経ち、その間に最新モデルでは回転方向だけではなく、前後方向への振動により歯間の汚れも叩き浮かせて除去する動きに進
化し、更にブラシヘッドの形状も丸型から楕円形になり、薄いソフトラバー製の歯間ワイパーまで装備されており、上位グレードの2モデルにおいてはオ
ーラルB史上最高の歯垢除去力があるとのこと。

ということで、どうせ買うなら最上位モデルをとも考えたのだが、多くのレビューによると、最上位モデルのデンタプライド5000と2番目のモデルであるデン
タプライド4000とでは液晶モニターに様々な情報が表示される「歯磨きナビ」と呼ばれるものが付属するかしないか程度の違いであり、また、モニターに
表示される諸情報については歯ブラシ本体側でも振動やランプ等によって同じような機能があるため、特に2番目のモデルであるデンタプライド4000で
も実質的に機能的な違いは無いに等しいとのこと。
(実際には、デンタプライド5000にはマッサージモードがあり、4000には無いが、殆ど関係の無い部分だろう。)
ということで、今回は上位から2番目のモデルであるデンタプライド4000を購入した。

付属品としては、電動歯ブラシ本体、充電アダプター&ブラシ収納ホルダー、歯間ワイパー付きブラシ×1本、歯間用ブラシ×1本、ホワイトニングブラシ
×1本、ハードトラベルケース。
まず、開梱初回のみは24時間以上、本体を充電させる必要があり、一度満充電してしまえば、あとは充電せずとも10日間ほど使えるらしい。


↑付属品一式


本体を見てみると、正面には電源ボタンとモード切替ボタンがあり、クリーンモード(標準)、しっかりクリーンモード、やわらかクリーンモード、ホワイトニン
グモードを切り替えることができる。
まず、しっかりクリーンモードとは、ブラウンのオーラルBシリーズによって歯を磨く場合において、上あごと下あごをそれぞれ左右2分割の計4分割にブロ
ックを別け、それぞれ1ブロックを30秒づつ磨く事を標準的な方法としており、30秒ごとにそれを知らせる為に一瞬ブラシが停止する。
ユーザーはそのブラシが停止したことを合図に、次のブロックへ進めて行く事で、合計2分で全ての歯磨き作業が完了する手順となる。
この、1ブロックの時間を標準の30秒から45秒に増やす事で、合計3分間のしっかりクリーンモードとなるのだ。
しかし、僕の場合は1ブロックを30秒〜45秒ではとても磨いたという満足感を得られないので、1ブロックにつき45秒〜1分程度の時間を掛けている。
つまり、ブロック時間のサインは全く無視して使っているのだ(苦笑)

次に、やわらかクリーンモードは名前のとおりでブラシの動作が若干弱くなる。
最後のホワイトニングモードは強弱が波打つように可変するモードのようだが、この動作がホワイトニングにどのような効果が有るのかは不明。







さて、実際に使用してみると、新型の歯間ワイパー付きブラシに設置されている、薄いゴムヘラのようなパーツが激しく歯茎にぶつかり、慣れないうちは
それが若干痛く、多少の出血も見られる。
しかし、説明書には「使い始めは、振動がくすぐったかったり、激しく感じたりすることがありますが、徐々に慣れてきます。」と書いてあるが、僕の場合は
明らかに歯茎の一部を傷つけてしまったようで、やわらかクリーンモードでも痛みを伴うようになってしまった(苦笑)
そのため、一旦使用を中止し、普通の歯ブラシで2〜3日ほど磨いて歯茎が回復するのを待ち、再度使い始めたら今度は痛みも無く使えるようになった。

僕の場合、実際に歯茎が慣れるのには10日以上を必要としたが、一旦、歯と歯茎が慣れてさえしまえば、その歯垢除去能力はさすがだ。
正に歯の隅々まで磨き上げられている様子が身を持って実感することが出来る。
この時点で普通の歯ブラシを使用して歯磨きをすると、今まで、こんなに軟弱で頼りないブラッシングをしていたのか?と思えるほど。
特に奥歯の裏側においては普通の歯ブラシは勿論、フィリップのソニッケアーよりも格段に磨きやすい。
以前使用していたソニッケアーは歯ブラシヘッド全体が超高速振動しているため、歯ブラシの裏面が口内のどこかに接触すると、その強烈な振動によっ
てとても不快になるのだが、オーラルBは歯ブラシ面だけが高速回転し、ブラシ裏面は殆ど振動が無いため、口内の狭い隙間にヘッドが入り込んでも不
快な振動が伝わらないのだ。(←これ重要)

極細毛の歯ブラシのように、歯と歯の隙間にブラシが入り込んで汚れを掻き出すという感触は得られないが、振動によって上手に歯間の汚れも除去して
くれているようだ。
歯間を集中的にブラッシングするための歯間用ブラシも付属しているが、普通のブラシのままでも充分、歯間の汚れも除去できているようだ。

また、このモデルには押し付け圧警告灯が装備されており、必要以上にブラシを強く押し付けると本体上部が赤く点灯して警告してくれる。
そして、警告されるほどでもない程度に強く押し付けた場合はブラシの動きが弱くなり、歯茎への負担を軽減してくれる機能もある。

難点として、以前私が使用していたものでは、グリップ全体がラバー処理されていてとても手に馴染んでいたのだが、今回のものでは前後面にのみラバ
ー処理が施され、両サイド面が銀色の半艶仕上げとなっており、濡れた手や乾燥した手で持つと結構滑ってしまい、グリップは以前のものと比べると、あ
まり良い方ではない。
しかし、電動歯ブラシとして初めてこれを使用する方の場合は特にこういうものと違和感は感じないのかもしれない。
また、僕の持ち方が悪いのかもしれないが、最も親指に力の掛かる位置にモード切替ボタンがあるため、不意にモードが切り替わってしまうことも何度
か起きてしまう。
しかし総合的にはとても機能的で磨きっぷりも素晴らしく、少なくとも今の本体が壊れるまでは使い続けていきたいと思えるほど優れたものであることは
確かなようだ。






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