Bluetooth対応 ワイヤレス防水スピーカー SONY SRS-X1

(harman kardon ONYX STUDIOと比較してみた。)







【“ながら聴き”スピーカーとして最適】
僕は、部屋でのんびりと過ごす時やパソコンで作業をする場合、よく音楽を掛けている。
パソコンを使用している場合には、パソコンと有線接続されているオーディオシステムを使用しているが
パソコンを使用しない時用として、以前、ソフトバンクのキャンペーン品でも有名となったharman/kardonのONYX STUDIOをスマホとBluetooth接続させて使用している。
このONYX STUDIO、ソフトバンクのおまけグッズ(?)として扱われていたことから「そんなに大した物でもないのでは?」と思われる方も多いかと思うが
実際には定価が51,223円(税込)もする代物であり、その音質も相当なレベル。
このキャンペーン品が大量にリサイクルショップに流れたことで、リサイクルショップでは未使用新品が8,000円程度〜販売されており、僕もこれを購入し、実際にかなりのお気に入りだ。


↑これがソフトバンクのキャンペーングッズとして無料配布されていたharman kardon ONYX STUDIO。
 現在はオークションやリサイクルショップ、通販などで投げ売り状態になっている(苦笑)



↑実際の定価で51,223円(税込)もする製品だけあり、スピーカー構造などもかなり本格的で、音質のレベルもかなり高い。


しかし、本体がちょっとしたサーキュレーター(扇風機)くらいの大きさがあり、気軽に持ち出したり、ちょっとした狭いスペースに置くことも難しい。
ということで、今回はSONY SRS-X1を入手してみた。

まず、通販で購入したことで宅配便が持ってきた時の箱の小ささに驚いた。
そして箱を開けてもう一度びっくりで、これが思っていた以上のコンパクトさ。
それもそのはず、僕はこの SRS-X1の本体寸法を全く知らずに、単純に評判の良さというだけで購入したからだ(苦笑)
その本体サイズは約80ミリ程度と、野球の硬式ボールを一回り大きくしたくらいのサイズ。
外観をパッと見の印象は、「え?これで本当に多くのユーザーらが納得しているような音が出るの?」という感じ。


↑万年筆と比べても、相当コンパクトであることがわかる。



↑harman kardon ONYX STUDIOと並べてみると、これだけ大きさが違う(苦笑)。


マニュアルによると、まずはUSBコードを接続させて、3時間ほど充電しろと書かれているが、元々充電がされていたのか、実際には20分程度で充電ランプは消えてしまった。
スマホとのBluetooth接続設定は超簡単。
SRS-X1の電源を入れてスマホのBluetooth接続メニューでSRS-X1をタップするだけ。
次回からはSRS-X1の電源を入れてスマホの音楽を再生させれば自動でBluetooth接続してくれる。
音量調整や曲飛ばし(戻し)がスマホ側でできるのは勿論、SRS-X1側でも操作可能。
音楽再生中に電話が掛かってきた場合には、SRS-X1の通話ボタンを押す事で、SRS-X1ごしに会話が出来るようになっている。
ちなみに通話中は、自動で音量がミュートされ、通話が終わると自動で元に戻る。

肝心の音質については、物理的に本体サイズがコンパクトであることから、豊富な中低域を出力させているharman kardon ONYX STUDIOの音には敵わないが、
それでも、このサイズの割には適度な低域を、ごく自然に出力させている点に驚かされた。
特に中高域が明瞭で、程良い低域とのバランスが絶妙。
中低域の出方については、SRS-X1を置く場所(台)の材質や構造に大きく左右され、板厚のあるマホガニー材のテーブルなどに置くと
引き締まった中低域と明瞭な高域とが見事なバランスで出力される。

防水性能については、カタログ上湯船に沈めても大丈夫とのことであるが、さすがにそこまで試す勇気は無く、入浴時にシャワーをSRS-X1に向けて思いっきり浴びせてみたが
何の影響も無く音を出力している。


↑画像のように、上から水を掛けても何ら問題は無い(苦笑)。


バッテリーの持ち具合も相当なもので、今のところ8時間ほどノーチャージで再生させているが、まだバッテリーが切れる様子は無い。
カタログ上では約12時間持つようなので、普通に使用する分にはバッテリー残量を気にすることは無いだろう。

このSRS-X1は、細かい音質が云々というものではなく、何かをしながら音楽を聴く場合の“ながら聴き”スピーカー用途としては申し分無い製品だと思う。
特にそのコンパクトなサイズと防水性から、気軽に持ち運べていつでもどこでも使う事ができ、更に音質もそこそこ満足できる。
実に様々な点でバランスに優れた製品ではないかと思う。
(記:2016年4月17日)








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