世界最大のオークションサイト「eBay」から商品を直接購入してみる




<Photo :とんかつサンド>           


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【戦後最大の円高と言われている今こそ、個人輸入がお得!?】
先日、米国のオークションサイト「ebay」から商品購入の手助けをする「セカイモン」という代行購入サービスに関するレポートを書いた。→こちら
ebayには大変多くのアイテムが出品されているが、特に個人による出品アイテムの場合は米国以外からの入札や発送には非対応な場合が多く、仮に自分
の探していた品物がそれに相当する場合、基本的にはそのアイテムを購入する手立ては無い。
そこでセカイモンを通すことで、米国内にいるセカイモンのスタッフが代行して商品を受け取り、日本の購入者に荷物を発送してくれるというものだ。
しかし、この場合は出品者から一旦米国内のセカイモン物流センターへ商品を送付する際に発生する送料と、更に日本へ転送する際の二重の送料が発生
してしまうことと、それに加えてセカイモンの代行手数料が発生してしまう。
また、一旦ロサンゼルスにあるセカイモンの物流センターにて荷物を受ける関係上、時間的にも大きなロスになる場合がある。

どうしてもセカイモンのような代行業者を利用しなければ入手ができないアイテムであるならば仕方が無いとして、ショップ等による出品などの場合は日本か
らの入札や受注、そして日本への発送に対応している場合も結構多い。
このような場合はセカイモンなどの購入代行サービスを通さずに、直接に取引をした方が金額的にも時間的にも大幅に有利だ。


【eBayの「Buy It NOW」による購入は国内通販よりも手軽??】
米国内のショップから直接商品を購入するとなると、何となく色々と難しそうな感じがして躊躇してしまうかもしれない。
しかし、ショップ出品アイテムで「即決落札価格品」を購入するのであれば、日本国内のamazon等からの購入手続きとそれほど大きな違いはない。
基本的には即決落札価格での購入を意味する「Buy It Now」ボタンをクリックして商品を落札し、後はPayPalを通じて支払いに必要な金額(商品代+国際
配達料金)を送金するだけだ。

この支払いに関しても、実際にはeBayとPayPal間の支払い手続き処理が互いにリンクされているので、作業そのものはとても簡単だ。
落札が完了すると、自動的にPayPalの支払い画面に移動し、幾つかのリンクボタンをクリックするだけで送金が完了する。
商品の落札と支払い処理が終われば、後は基本的に何もすることは無く、ひたすら商品の到着を待つだけとなる。

さて、実際にeBayから商品を購入する為には、大きく分けて三つの初期導入作業が必要になる。
まず一つ目として、eBayへのユーザー登録が必要。
この登録に関しては無料であり、年会費や落札手数料などは掛からない。
登録作業そのものも、10分〜20分もあれば完了するだろう。

次に二つ目の作業としては、購入代金の支払いに必要な「PayPal」へのユーザー登録が必要となる。
このPayPalとは、一度PayPalにクレジットカード情報を登録することで、商品を購入するたびにカード情報を入力する手間を省略することができ、また相手側
にカード情報が知られずにPayPalから代金を送金をしてくれるという便利なシステム。
こちらも登録に関しては無料であるが、海外通販などの支払い時には手数料として外貨換算レートに2.5%分が上乗せされるようだ。
例えば、77円/ドルの時に100ドルの商品を購入した場合、実際の請求額は(77円×1.025=78.9円)×100ドル=7,890円といった感じ。
こちらも登録そのものは簡単で特に何らかの審査なども無く、10〜20分程度で登録できるだろう。
但し、PayPalの登録時にはPayPal決済に対応したクレジットカードの諸情報を登録する必要がある。

そして最後にeBayアカウントとPayPalアカウントの関連付け作業を行なえば、eBayを通じてのお買い物が可能となる。

ちなみにこれらの初期登録作業から入札・落札・支払い送金等の具体的な方法に関しては、とても親切・丁寧に解説されているサイトが多数存在している。
Googleなどで「ebay 無料 ガイド」といったキーワードで検索すれば色々と参考になるサイトがヒットするはずだ。

(後日追記:個人輸入のために新規でPAYPALに登録された場合、2012年末からPAYPALのセキュリティ規定が変わり、そのままでは累計で10万円を超え
る金額の支払いができなくなりました。
この制限を解除するためには免許証や保険証などの本人を証明できるもののコピーをPAYPALサイト上から送付して本人確認を行う必要があります。
この処理には早くても2〜3日(営業日)を要します。
(コピーを送付後、直接電話を掛けて本人確認の問い合わせをすれば、その場で処理してくれる事があり、早く済みます。))


実際、僕はCD(アルバム)やサングラス、嫁さんにせがまれたブランドバッグなどを購入してみたが、CDとサングラスは注文から到着までに遅くてもおおよそ
2週間弱、早いものは注文から6日後に到着したものもある。


↑コーチのバッグは日本国内の相場よりも1万円ほど安く購入できた。



↑エスプレッソマシンは日本国内の最安価格の半額近い金額となった。



↑CDはこんな感じで包装され、ポストにそのまま放り込まれる。




【日本国内で掛かる費用にも注意】
超円高の中で海外通販を利用することにより、僕自身も日本国内では考えられないような金額で色々と購入出来ているのだが、中でもエスプレッソマシンの
購入に関しては、日本国内では安くとも11万円以上で販売されている機種が総額6万6千円で購入することができた。
しかし、必ずしも全ての品物が安く買えるというわけではない。
個人輸入の場合、商品代金と送料とは別に、日本国内で支払わなければならない費用が発生する場合もあるからだ。
それが関税と消費税である。

この関税と消費税は、商品代金の6割に送料を加算した金額が1万円以下ならば基本的に免税となり、徴収されることはない。
但し、革製品やシューズなどをはじめとする一部のものは、1万円以下であっても免税にはならないので注意したい。

例えば、eBayからスニーカーを購入したとする。
この時、スニーカーそのものの価格は10ドルで、日本までの国際送料が30ドルであった場合、普通は合計40ドルで購入できる計算となるのだが、シューズの
一部に革が使われている場合、本来は免税となる1万円以下の製品であっても4,300円程度の関税が掛かってしまう事があるのだ。

また、逆に1万円を超える商品であっても、関税が掛からないケースも結構あるようだ。
事実、僕が米国から購入したエスプレッソマシンは本体669ドル+送料145.45ドルなので、2,000円ちょっとの関税が掛かると覚悟していたのだが、実際には何故
か「CUSTOMS DUTY FREE GOODS」扱い品となっており、関税については免税であった。
但し、消費税と地方消費税の合計1,500円を荷物引き取り時に支払ったが、、、。
(後日追記:家電製品の場合、基本的に関税は掛からないようだ。)

その他、関税に関する詳しい内容は税関のホームページを参照して頂きたい。→こちら

しかし、これら商品代金以外の諸費用を加算した金額と日本国内価格との差額、そしてメーカー保証などの他、品物に何か問題が発生した場合には色々と
厄介な事になるかもしれないリスクといった全てを天秤にかけた上で、それでも個人輸入にメリットを感じる事ができるのであれば、一度試してみてはいかが
だろうか?
(記:2011年10月18日)


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